塩ビ防水シートは、熱風溶着ができ、反射性も高く、商業施設の低勾配屋根でよく使われます。ただし、漏水が起きたときに室内で見える染みの位置が、必ずしも実際の浸入口とは限りません。水は、シーム、断熱材、固定部、勾配のある経路を通ってから室内に現れることがあります。
施工者や保全担当者にとって重要なのは、どこが壊れたかを早く見極めることです。シート本体の問題なのか、納まりなのか、排水なのか、あるいは屋根全体の構成なのかを切り分ける必要があります。
この順番で見ると、漏れの入口と出口を切り分けやすくなります。室内の染みの真上だけを見ても、実際の浸入口はもっと上流側にあることが多いからです。特に、雨後に水が別の方向へ回る屋根では、表面の見た目より広い範囲を確認する必要があります。
塩ビ防水の漏れは、穴だけの問題、細部の問題、排水の問題が重なって起きることがあります。だから、見つけた一箇所を直すだけで終わらず、同じ系統の細部に弱点がないかを確認するのが大切です。写真を残しておくと、次の点検で比較しやすくなります。
漏水の原因は、表面の穴だけとは限りません。納まり、排水、下地の動きも含めて順番に確認すると、修理の判断がしやすくなります。
塩ビ防水シートの漏水原因と点検 は「屋根用メンブレン FAQ」に関するナレッジ記事の一つで、製品選定、施工、または案件計画に役立つ屋根用メンブレンの実務情報を紹介しています。
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